(1976)昭和51年に安佐北区白木町の三篠園の一部を改築して、日本で初めての聴覚障害者専用の養護老人ホームとして開設され、現在は呉市郷原の
あすらや荘へと発展した。
講師は初代の施設長岩崎幸雄氏。
開設当初は、コミュニケーションがとれず大変苦労されたそうだ。
昔の日本では障害を持って生まれた子供は、家族兄弟にさえ隠して育てられる場合があった。、
ろう者として生まれ、社会と断絶されて成人を向かえ、親亡き後にはどうすることもできず
各地の養護老人ホームに入所していたろう老人がいらっしゃったんですね。
広島に初めて聴覚障害者専用のホームができた
といっても、厚生省(当時)の特別会計から助成されていたので、
今でこそ介護保険制度導入で事業者としてやっていけますが
つい数年前までは、毎年厚生省に成果や実績を報告しないと
いつ潰されるかわからない。という現実があったそうです。
全国各地からあらゆる手話で(方言)話される老人があつまり
重複障害や認知症など地元で手に負えなくなったから広島に来た。
などという例もあったそうです。
あすらや荘的手話・身振りを作って運営されていたそうです
老後を安心して暮らしたいと思うのは皆同じですが
各々違った環境・背景を持った人。
お互い納得するまで話を聞く。
時間がかかるけどそのようにするしかない。ということですね
通訳者としては、
「うんうん」とうなずいてくれたから
ろう老人に伝わった・・・など思うのは間違い。
よくよく確認しないと全く通じていないことのほうが多い
また、古い手話表現は淘汰されて使われなくなっていくのでしょうが
なんか、話していると「あぁ~」って思うことがあるんよねぇ
うまく言えませんが・・・